Conophytum calculus(カルクルス)の実生

まん丸なボディーが魅力のカルクルス(Conophytum calculus)
磁器を思わせる白っぽい肌もまた他に類の少ない特徴だ。

分頭率は悪いため実生で増やすのが一般的なのだが、種子が手に入りにくいのが難点だね。特に最近はコノフィツムの人気が高まっているためか、以前はメサ・ガーデンのリストに数種類掲載されていたのが、最近では1種類くらいしかなくなった。

数年前に手持ちの株の開花期が合ったので、交配しておいたら種子が採れた。それを昨秋播種したら発芽率がとても良かった。他にも海外の種子屋さんから購入したタネも播いたのだが、発芽率は10%くらいだったろうか。メサも含めて総じて海外産の種子は発芽が悪い。

そして、実生株(自宅産種子)の現在の様子。満1歳。80粒播いて70個以上ありそうなので、ほぼ全ての種子が発芽して育ったようだ。休眠前には直径が4mmくらいだったのが、吸水して5mm前後になっている。
ツブ揃いで、まるで真珠を並べたように見えるのは親のエゴか(笑)

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アップで(^^)
親と同じ顔をしているので、拡大すると急に大きく育ったような気がするね(笑)
ブルゲリもそうだが、これくらいの大きさまでは極めて丈夫でドンドン大きくなる。そして、夏眠中の脱落者も1個もなく秋を迎えた。問題は直径が1cmくらいを過ぎたころだろうか。夏眠明けに突然根元から腐ることが多いのが悩みのタネだ。

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下の写真は2年前にメサの種子を播いたもの。
直径は1cm前後。ほんと笑っちゃうくらいまん丸だ。ヘレアンタスに挟まれて窮屈そうなので、近々植え替えてやる予定。

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