台風24号が過ぎ
非常に強い台風24号が9月30日~10月1日早朝にかけて関東の西側を通っていった。
猛烈な南風が吹くということで、屋上の小屋やフレーム内に置いてあるコノ達は念のため安全な場所に避難させたが、施設そのものは何ら被害がなくてホッとした。ポリカ波板なんてバリバリと破れて飛んでいってしまうんじゃないかと危惧していたからね。ここでの風速が何メートルだったのか記録できればよかったけど、明け方まで眠れないような音の暴風にも耐えたというのは良い経験であり記録だろう。今丁度台風24号と同等クラスの25号が近付いている。幸いなことに日本海を通るコースで、この辺りは強風圏の端くらいだから特段の対策はしないで済みそうだ。ただ、明日は強い南風が吹いて、気温は30℃以上になるのだろう。
台風24号が去った後、よく見るとベランダの手すりやらコノフィツムやらに塩の結晶が付着している。台風の強風で巻き上げられた海水が吹き付けられたようだ。砂漠の植物であるコノフィツムはこれくらいの塩類付着ではビクともしないだろうが、何となく気持ちが悪いので潅水を兼ねて洗い流してやった。ところがその後は雨が続き、吹き込んだ雨でびしょ濡れになった鉢も含めてジトジトしていて全然乾かない。Rラツムが少し徒長してしまって残念だ。夏の断水でカッコよく平たくできていたのに。今日は朝から晴れて暑く、明日も晴れるそうなので乾燥気味になってくれることを祈る。
今年の夏は異常に早い梅雨明けに始まって、連日35℃を超えるような酷暑が続き、24号25号という猛烈な台風で終わるように思う。我が家のコノフィツムたちも今までに経験したことのないような環境が続いたわけだけれど、特に目立った脱落者もおらず「コノフィツム頑強説」を補強してくれたと思う。品種にもよるがエケベリアの方が断然夏に弱い。もちろんコノフィツムも弱いものもあって、例えば我が家のピクツラツムのTS242などは夏の終わり頃に溶ける確率が高い。やっと10頭くらいに増えたなと思うと、2頭くらいに激減するというのを何年も繰り返している。ところがTS242の別クローンは比較的丈夫で夏に溶けることが少ない。だから、ある種類や品種が弱いというよりは、個体(クローン)によって強い弱いがあるのだろう。ウィッテベルゲンセなどもそうだ。いくら模様が良くても弱い個体では精神衛生上よろしくない。幸い模様の良し悪しと株の強弱には相関が無いようなので、模様が良くて性質の強いものを選抜することは可能だと思う。もちろん‘ブラックアウト’のような真っ黒に近いウィッテのように、おそらく近親交配を繰り返したものは当然弱くなるだろう。
昔から9月20日を過ぎて最低気温が20℃を下回ったら潅水を再開しましょう・・・と言われるのだけれど、我が家では9月上旬から潅水量を増やしている。もっとも、夏の間も4~5日に1回、一部を除いてごく軽い散水を続けているので、昔から奨励される栽培法と直接比較して論ずることは難しいのだが。
夏の潅水(散水)は種類によって頻度を変える必要があるだろう。ブルゲリやRラツム、ペルシダム類などの有窓類、大型の足袋型種、またカルクルスなど硬皮類とよばれるグループは2週間に1回くらいで十分だ。
写真は今日のブルゲリ3歳児
2015年の9月に播種したもので、昨年咲いたら2歳児で開花の新記録と思ったのだけれど、残念ながら1株も咲かず。今年は次々と蕾が上がってきていて、夢に見たブルゲリ花壇(畑?)が実現しそうだ。種子も沢山採れるだろう。ナメクジに拐われないように注意せねば。

午後になって咲いたので写真を追加・・

栽培記録しているポットと、移植時に小さめだった株たち

こっちは5歳株たち。
2013年9月の播種だけれど、日照不足で1年ロスしたので昨年つまり4歳から咲き始めた。

ブルゲリとRラツムの断水実験
4月21日以来のご無沙汰になってしまった・・・。
前期の講義が全て終わったのでヤレヤレといったところ。お盆休みにもなったので経過の記録など。
今年は6月29日に記録的な早さで梅雨が明けてしまい、その後は35℃を超える酷暑の毎日。コノフィツムたちも猛暑に喘いでいる・・・のかどうか知らないが、とりあえず8月中旬時点では目立った脱落者はいない。コノフィツムはこんな高温多湿に耐える丈夫な植物であることが分かったのは収穫だ。ただ、もう記録更新へのチャレンジは勘弁してもらいたいところ。
ウィッテベルゲンセのRR714は暑さに弱いらしくて、これだけは毎年夏にお留守になる確率が高い。普及している唐草紋ウィッテや太枝紋ウィッテは越夏中に消えることはほとんど無いので、やはり耐暑性の遺伝子はあるのだろう。
さて、4月下旬から断水しているブルゲリとRラツムの状況だ。
既に断水期間4ヶ月弱だ。但し、月に1~2回だけ、球体を濡らすだけの水(ミスト)がかかることがある。
左のトレーが断水区で、右がコントロール(潅水区)。苗は全て2015年秋に播種したもので、2016年秋に16株/ポットあるいは25株/ポットに移植し、翌年2017年の秋には植え替えしなかった。潅水区では4日に一回程度、表土が数センチ濡れる程度の量を与えている。おおよそ同じくらいの大きさに育った苗をブルゲリは4ポット、Rラツムでは2ポットをそれぞれの実験区に用いた。
やはり4ヶ月近い断水はいくら少雨地域に自生しているとはいえブルゲリには過酷なようで、コントロールに比べて球体が小さく縮んでいるのがわかる。コントロールでは逆に水を吸って大きくなっているということでもある。

Rラツムの違いは顕著で、コントロールでは僅かな散水量にもかかわらずうまく吸水してかなり大きくなっている。与える水の量が多くて遮光率が高いと徒長して山型になってしまうのだけれど、遮光率を50%にすることで比較的フラットに育っていると思う。断水区では薄皮を被ったままじっとしている。
ブルゲリ・コントロール:総じてふっくらしている。

ブルゲリ・断水区:梅干しのように潰れてシワが寄っていてヤバい感じがするのもあるね。

Rラツム・コントロール
もうちょっと光量があるとピンクに色づいて良い感じになると思う。

Rラツム・断水区:秋の潅水再開でコントロールに追いつけるのかどうかが問題。

10月頃に比較して越夏条件について答えを出したいが、いつ断水区に水をやり始めるか迷っている。とりあえず8月末までは断水を続けようと思う。
*コントロールも断水区も実験開始後に枯れた株は無く、写真中の欠株部分は実験開始以前に既に枯れていたところ。
参考:断水区の4月21日の姿

明日は夏日の予報
今日の最高気温は25~6℃、明日は28℃の予報。晴れて暑くなるらしい。
昨年まではだいたい5月のGWから全て50%遮光にしていたが、今年は10日くらい早く季節が進んでいる。長い夏になりそうだ。昨年のGWに咲いていた牡丹が既に満開なのだから。
今日はメセンハウスの遮光を20%、フレームは50%にしておいたけど、明日は全部50%にした方が良いだろうか?
先週Rラツムの親株を除いてタップリ潅水したが今日も同様。1週間で培養土は鉢底まで乾燥しているようだ。ブルゲリについては、1歳半苗にはタップリ、それ以上の株には鉢の半分くらいが湿る程度。もっとも、夕方には底土まで湿気を含んでいるような気がするが・・・。ヘレアンタスには4/8に少量潅水したきりで今日は与えず。昨秋播種した実生苗は乾かないように注意しているが、表土がジメジメにならないような水加減が難しい。
昨年10月の長雨&ひどい日照不足、例年より寒い冬の後、急速に暑くなったためか、ブルゲリの新球発達が悪いような気がする。にも関わらず旧葉が急速に萎んでしまっている株が2歳半苗に多発している。2013年に播種したものはまだプリプリしている株がほとんど。2015年播種の若い苗(2歳半)は球体の発達が急速だったので萎びやすくなっているように感じる。新球の発達が悪いのは根の発達が悪いからかもしれない。根を観察しないと何ともいえないが・・・。
ブルゲリとRラツムの2歳半苗の一部を断水実験に供することとした。ブルゲリ4鉢Rラツム2鉢。様子を見ながらだけど、8月下旬くらいまでの4ヶ月間完全断水してみようと思う。やたら沢山苗があるので、いろいろな実験をしてみよう。
水やり加減がつかめないのは、他にヘレアンタスとカルクルス、フェニケウムがある。どれもリトープスっぽく扱えば良いような気もするし、ならリトは苦手だから・・・などと困ってばかりいる。
いろいろ迷うことばかりの中だけど、今年は今日のタップリ潅水を最後に、夏モードの潅水に切り替えようと思う。
4月中旬の栽培管理
厳寒の冬だった反動か、今年は急速に暖かくなって例年よりも早くソメイヨシノが散ってしまった。コノフィツムたちも急速に休眠態勢となりつつある。4月になって25℃を超える日が既に2回、置き場所によってはもっと気温も高く、日数も多かったかもしれない。
潅水は毎週土曜日に鉢底まで水が届く程度に与えている。
ブルゲリの1歳半実生はタップリ鉢底から排水されるまで、2歳半のものは既にブヨブヨ感がある個体もあるので培養土の上半分までが湿る程度に、さらに大株は上方数センチが湿る程度に。
Rラツムやヘレアンタスの苗にはタップリ、親株は2週間に1回程度と水量を控えている。
既に休眠に入ってしまっているスマレオルム、サンギネウム、エクティプム、ステファニーあたりは上方数センチの気持ち。
昨年播種した実生は20%遮光。
他は夏日の予報があった日だけ50%遮光。
ブルゲリ2歳半

同上(大きめの個体)

同上(最も大きくなった個体たち)

Rラツム2歳半

Rラツム親株

他の写真は後で掲載
実生の様子など
昨秋(9月下旬~10月上旬)に播種したコノフィツムの実生は現在こんな↓感じ。緑色の大きなのとか一部は挿し木苗。
実生は発芽から春までは、この軒下に置いたワーディアンケースの中で管理。小さな温風機が設置されていて、ここだけ真冬でも最低8℃くらいを維持している。やはりある程度保温した方が初年度の生育が良いようだ。もちろん日中は窓を開けて外気温と同じになっちゃう。この後、4~5月になると日が高くなって奥の方には日が当たらなくなるので、別の場所に引っ越す。
以下、写真は2月中旬のものが多い。
ここ数年は大きな黒ポットに100粒くらい播いている。ほとんど自家採種したもの。緑の連結ポットはMSGの種子とか少量しか採れなかった種子を播いてある。

同じ種類でも年によっては個体差が大きくなることもある。また同じ種類、というか同じロットの種子でも播いた日が1週間違うだけで生育に差が出ることがある。早く播いた方が良かった時もあるし逆のこともある。実生は本当に謎が多い。
オブコデルムは既に脱皮・・・というか新球が育って弾けている・・・が始まっている。

サブフェネストラツム(=旧・ピランシー)は半数以上が脱皮している。これは毎年同じ様子。
ミラビレは親株はあまり赤くならないのに実生はかなり赤くなる。一部脱皮しているものも。
マウガニーの赤交配のF1兄弟同士で交配(F1シブリング)したもの。

フォエニケウム(フェニケウム、フェニセウム・・などとも)

パゲアエも順調

ブルゲリは今期は成績悪い。10月の日照不足が祟っていそうな・・・。

Rラツム
ブルゲリに比べると、こちらは昨年より生育が良い感じ。

ウルスにコンプトニーをかけてみたけどやたら生育が良いので、自家受精したのかな?
顔を見れば判るだろう。















